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2008年10月

【日本橋人形町 丈参】白レバーの魅力

食べたい。焼き鳥。

会社の男の子に「○○さん、話す内容って食べることが多いですね」と言われました。確かにその通りです。食べること、食べ物を作る事が一番楽しくないですか(個人の見解ですね)。

外食で好きなもののひとつは、焼き鳥。ただし、レバーとつくねが嫌いな私。なのに、この丈参のレバーによって、私は生まれ変わりました。レバーの味感が変わって美味くしか感じないのです。また、こちらのセットはリーズナブルです。日本酒が好きな方にも、ご主人の揃える日本酒の趣味のよさ(辛口だけでなく、雑味感たっぷりの純米酒なども!)もすぐれものです。

家の近所なのでしょっちゅう通っていたら、褒め言葉なのか、迷惑なのかわかりませんが、「そんなに焼き鳥食べて飽きませんか?」とご主人に言われました。私はそれくらい焼き鳥女です。ちなみに、最近はちょっと遠慮して、新橋方面の焼き鳥屋さんに行っていますが、やっぱり近所でのんびり食べたい。そろそろ行ってもいいかな〜

http://r.tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13046105/

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【宇治 利招園茶舗】世界観の作り方

宇治茶は有名ですが、その理由やどんな風に有名なのか、また、そのエリアブランドのイメージはあまり浮かんでこないのが実際です。でもそれは宇治に限ったことではなく、日本茶すべてそうなのかもしれません。静岡、宇治、狭山、八女。
サントリーのイエモンや伊藤園のお〜いお茶のペットボトルの方がイメージがあるかもしれません。

そんな中、日本茶の面白さを知る機会を得ました。

1ヶ月ほど前宇治の利招園という茶問屋さんに呼ばれてました。

ご自宅を店舗にしていらっしゃるご主人は奥様と一緒にお仕事をしています。テーブルの上に大きな籠。籠の中には宝瓶(手のない急須)と朝顔(テイスティング湯のみ)がたくさん入っています。家中お茶のいい香りが漂います。日本茶ってこんなに香しく安心する香りだったのでしょうか。

この状況で、期待が膨らまないはずはありません。

煎茶、かぶせ茶、玉露、ほうじ茶、いり番茶、お抹茶をいただきました。それもそれに合ったお菓子やおつまみもご用意いただき、一煎目、二煎目、お湯の温度によっても変わっていきます。この間NHKのプロフェッショナルでもやっていましたが、そんな難しいことではありません。ただ私たちが、お茶を入れて楽しむ時間を忘れてしまっているだけです。

こんな素敵な時間を放ってしまってよいのでしょうか。

ひとえに日本茶の魅力の訴求の方法論が間違っていると思うのです。複雑に見せているために興味がもてない、魅力的な部分を見せていない。ペットボトルが主流になってしまったマーケットの実情などなど。最近は大手飲料メーカーに供給しているわけです。日本茶はなくなりはしないけど、作り手の個性がなくなる一方であることに気づいたほうがよいのかもしれないと思います。

日本茶の蘊蓄を伺っていると、ワインのテロワールの話しに似ています。開発品種ではなく、土地に根ざした茶の木は、土地の味がするのです。宇治は山椒の香りや土の懐かしい香りなどなんとも言えない雑味がかったいい香りです。

五感に訴えられるような、こういう時間を私たちは捨てずに、仕事の合間に楽しみたいものです。わざわざお茶を入れるというように、私は合理的志向の持ち主ではありませんが、かといってほっこりタイプでもないのです。こういう日本独時の習慣にこだわる私はある意味保守派。でも単なる保守派ではなくて、進化させる保守派でありたいと思います。ここが特別感を感じるポイント。こういうセグメントって成立するのかしら。ほんまもんから醸し出される、五感刺激のエビデンス。こういうのをもっとドキッとするフレーズにしたいと思います。

すっかり利招園ファンになってしまった私は、お茶を大人買いして帰ってきました。

幸せ。。。

http://d.hatena.ne.jp/Ccy/20060603/1149298714

かの入江敦彦さまも利招園のお茶を飲んでいるとしり、感激!

http://athico.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_6dc8.html

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【京都翠草堂】自分のハンコをつくる

私のはんこができました。3年待ちましたよ。本当に。。。

3年前の夏。京都翠草堂さんに自分のイメージはんこを頼みに行きました。店内でお茶をいただきながらご主人が依頼者とのお話しを通してイメージや要望を把握し、はんこの大きさや使用するビジュアルや名前のデザインをおおよそ決めお支払いをして終了です。所要時間ほぼ30分。

それから待つ事3年。私はその間に2回引っ越しをしました。

おこづかいにしては高額なので、本当に作ってくださっているのかな、とか、ご主人に万が一のことがあったらどうなるんだろうと思いつつ、暮らしてきたのでした。3年前のFrau(フラウ)という雑誌の京都特集には、待ち時間が2年半となっていましたので、2年半目に電話したら、あとどれくらいでしょうか。。。という返事。通常の取引ならば、クレームにもなりそうなことですが、そこが京都です。時間はかかるけど了解したでしょ、というのが暗黙の了解としてあるので、早くして!というクレームはダメなのです。お店の方が強いわけですね。

京都の面白いルールです。「早い、上手い」というファストフード的なシティの発想がないのは京都のいいところで、これにイライラするようでは、ほんまもんに出会えないのだと思います。差別かポイントをeasy to accessでないところに、モノやサービスに持って行きたいと思う私には、その方法論が気になるところです。さらに、噂というストーリーができていくのもすごいです。3年前には、待ちが2年半だったのに今は3年です。1年で61日分待ち時間が長くなっているのですから、単純な考えでは、毎年20%増の注文が入っているような感じでしょうか。

すばらしいマーケティングですね。

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【東京巣鴨原田の耳かき】自分専用の耳かきをつくる

耳のお掃除は、伝統的な耳かきか綿棒か。。。ここ10年以上面倒で綿棒を使っていましたが、日本橋小伝馬町のべったら市で認識が変わりました。竹の耳かきはやっぱりよいのです。

「日本一高い耳かき」原田商店の「原田の耳かき」が露天がでていました。恵比寿神社のすぐ脇でした。友人がなんかかわい〜っと言って近寄っていったそれ。

こちらの耳かきは、耳の形、使い勝手(柔らかさ)、使用頻度、持ち手の感触など、ユーザーに合わせてその場で制作してくれます。綿棒は間違えると、奥に耳かすを送り込んでしまうのですが、これはかきだすものですから。私のは携帯用(房付き)です。煤竹でつくっていただいたので1500円ほど。人気でした。。。

毎日耳かきする幸せ。これってなかなかいい暇つぶしです、本当に。おすすめです。Rimg0022

普段は巣鴨のとげぬき地蔵境内で売っておられるそうです。

http://www.sugamo.or.jp/fair/fair004.html

Rimg0019_2

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【京都 加藤造園】庭師のスゴ技

7月に京都の加藤造園さんと庭の管理について打ち合わせをしました。日々の管理は継続という情熱と言ったらよいのでしょうか、続けることの大切さをを改めて感じたわけです。

庭木は数年先の完成型を考えて手入れする。

使うはさみは片手ばさみのみ。

来年出てくる芽の位置と、木の向こう側に見える景色を考慮してはさみを入れる。

両手ばさみでバサッりスッキリ刈ってしまう、京都でそんなことをしたら「なんやすっきりしたなぁ」とお客様にたっぷり皮肉を込めて言われるそうです。あるセグメントの京都人は、本当に評価が厳しいのです。その評価の厳しさを婉曲表現といわれるのですがその奥に秘められた意味を言われた側は検討する必要があるのだそうです。慣れるまで大変そうです。

さて。

話しを伺っていると弟子入りしたくなるような繊細な技です。そして見られることも意識した仕事の技の美しさにも配慮。茶道のお手前の世界のような感じです。

加藤造園さんが管理しておられるという、東本願寺、南禅寺の中の湯豆腐屋さん、東山の大庭園、富裕層の家々の庭を拝見しました。そのひとつひとつが、持ち主の個性が発揮されているのですが、その個性はその実主導権を握っている庭師さんたちの日々の手入れがあってこそなのだと思うのです。

京都の伝統的な仕事に携わる人々で気になるのはそのモチベーションです。「保守的だが無二のもの」をつくることへの意思という感じのこと。家元制度発祥の地だからそれが当たり前のDNAなのか、保証でしょうか。そういう継続の理由がわかるとブランドを継続するという意味合いがわかってくるような気がするのです。

ちょっと考えてみようと思います。

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【訃報】あまりに早すぎる

今年は知り合いが亡くなり悲しいことが多いです。

一緒に仕事をしてきた編集者、昔ヴァイオリンのアンサンブルを楽しんだ仲間。皆若い。

8月の暑い日。長野のKURAという名雑誌の編集長市川美季さんが亡くなりました。彼女は長野ブランドの確立のために貢献し続けた人でした。ひたすら長野のことを考え続けた人のように私は思っていました。仕事仲間は彼女の死を惜しんだのでした。私もそのひとりですが、彼女の苦しみの重さに少しも気づかなかったことを悔やんだのです。いつも気丈にバリバリ仕事をしていた裏にはさまざまな思いがあったのでしょう。

そして今月。編集者であり、モデルであり、トライアスロンな人である、生和寛さん。ここ3年ほどはお会いしなかったけど、ある時期濃くお仕事をご一緒させていただきました。ガンだったと、あるブログを発見した同僚から聞きました。最近は焼酎の広告にでておられ、地下鉄の駅ポスターで元気を確認していたつもりだったので、まさかと思う気持ちで一杯。最後にお会いしたのは、青山のピエールエルメのカフェ。帽子とコートのモデルらしい格好よく颯爽と現れ、アランデュカスに会ったときの話しを楽しげにしていたのが印象的でした。

そして、今日。ヴァイオリンのアンサンブルをしていた仲間。今日当時の仲間から明後日お葬式だとの連絡が。。。いつも一生懸命でチームのムードメーカーでした。

ただただ切ない。そして私はいつまで生かされるのでしょう。そして納得して死を迎えることができるのでしょうか。残された日々を如何に生き終えるのか、大切ですね。はぁ。。。Photo

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【京唐紙】日本らしい際立った特長「手技」

夏に京唐紙の丸二さんとインテリアの打ち合わせをさせてもらいました。

京都の唐紙は精緻な手作業の美しさがあります。小さなデザインまでが極々丁寧に版木に彫られています。寄って見ても、引いてみても美しさが伝わります。手を抜かない誠実さが、これ見よがしには見えない職人さんたちの心意気として伝わってくるのでしょうか。ただただ、すばらしく、ため息をつくばかりです。

唐紙は、現在昭和の初期までに彫られた版木を丁寧に刷って唐紙が生まれるのですが、この版木を作る技術とふすま紙にプリントする技術をもった職人さんたちは高齢になり、後継者がいないことが問題になっています。よく聞く話しではあるのですが、こんな美しいものが日本から失われることに、私たちはもっと焦ってもよいのではないでしょうか。

そんなに高価なものではないし、丁寧に使えば美しいものと暮らしていくことができるのにと思うのです。私は今、新しく開業する旅館の準備に携わっているのですが、ブログや日本のものを今様に使った宿泊施設によって、日本の良さを伝えることができることに気づきました。

デザインの展開を考えるだけでも面白いと思うのです。襖だけでなくて、ついたてや箱や名刺や照明器具や、いろいろな商品は既にありますが、これからの日本人は、日本の文化を進化させて継続させることが必要な気がするのです。

添付は木が反ってしまって今はもう使えない、昔の版木です。

丸二さんのサイト

http://www.maruni-kyoto.co.jp/top.html
Rimg0012

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