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【宇治 利招園茶舗】世界観の作り方

宇治茶は有名ですが、その理由やどんな風に有名なのか、また、そのエリアブランドのイメージはあまり浮かんでこないのが実際です。でもそれは宇治に限ったことではなく、日本茶すべてそうなのかもしれません。静岡、宇治、狭山、八女。
サントリーのイエモンや伊藤園のお〜いお茶のペットボトルの方がイメージがあるかもしれません。

そんな中、日本茶の面白さを知る機会を得ました。

1ヶ月ほど前宇治の利招園という茶問屋さんに呼ばれてました。

ご自宅を店舗にしていらっしゃるご主人は奥様と一緒にお仕事をしています。テーブルの上に大きな籠。籠の中には宝瓶(手のない急須)と朝顔(テイスティング湯のみ)がたくさん入っています。家中お茶のいい香りが漂います。日本茶ってこんなに香しく安心する香りだったのでしょうか。

この状況で、期待が膨らまないはずはありません。

煎茶、かぶせ茶、玉露、ほうじ茶、いり番茶、お抹茶をいただきました。それもそれに合ったお菓子やおつまみもご用意いただき、一煎目、二煎目、お湯の温度によっても変わっていきます。この間NHKのプロフェッショナルでもやっていましたが、そんな難しいことではありません。ただ私たちが、お茶を入れて楽しむ時間を忘れてしまっているだけです。

こんな素敵な時間を放ってしまってよいのでしょうか。

ひとえに日本茶の魅力の訴求の方法論が間違っていると思うのです。複雑に見せているために興味がもてない、魅力的な部分を見せていない。ペットボトルが主流になってしまったマーケットの実情などなど。最近は大手飲料メーカーに供給しているわけです。日本茶はなくなりはしないけど、作り手の個性がなくなる一方であることに気づいたほうがよいのかもしれないと思います。

日本茶の蘊蓄を伺っていると、ワインのテロワールの話しに似ています。開発品種ではなく、土地に根ざした茶の木は、土地の味がするのです。宇治は山椒の香りや土の懐かしい香りなどなんとも言えない雑味がかったいい香りです。

五感に訴えられるような、こういう時間を私たちは捨てずに、仕事の合間に楽しみたいものです。わざわざお茶を入れるというように、私は合理的志向の持ち主ではありませんが、かといってほっこりタイプでもないのです。こういう日本独時の習慣にこだわる私はある意味保守派。でも単なる保守派ではなくて、進化させる保守派でありたいと思います。ここが特別感を感じるポイント。こういうセグメントって成立するのかしら。ほんまもんから醸し出される、五感刺激のエビデンス。こういうのをもっとドキッとするフレーズにしたいと思います。

すっかり利招園ファンになってしまった私は、お茶を大人買いして帰ってきました。

幸せ。。。

http://d.hatena.ne.jp/Ccy/20060603/1149298714

かの入江敦彦さまも利招園のお茶を飲んでいるとしり、感激!

http://athico.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_6dc8.html

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